課長風月

疲れたサラリーマンの憩いのひと時

東京国立博物館へ

今日は東京国立博物館へ。お目当ては特別展「はにわ」だったのだが。

見たことないほど人が並んでた。

はにわの人気をなめていたようだ。開催終了間際の日曜日、しかも秋晴れでイチョウの黄葉シーズンなので混むことはある程度予想していたが、ここまでとは思わなかった。

中年夫婦にこの行列を堪える根性があるはずもなく、早々に常設展のみ観覧の方針に切り替える。何とか来週平日やりくりしてもう一度来ることにしよう。

 

ちなみに、同時開催のハローキティ展も人気で並んでいたが、はにわほどではない。てっきり逆だと思っていた。

 

気を取り直して、まず日本館の近代日本美術を見る。ここで今日目を引いたのは、「頼光大江山入図大花瓶」

bunka.nii.ac.jp

横山弥左衛門という、富山の高岡の名工による作品で、明治6年(1873年)のウィーン万国博覧会に出品されたそうだ。源頼光が、京都の大江山にて酒呑童子を退治したという伝説を花瓶に描いている。

金属製の花瓶で、絵が浮き彫りのような技法で表現されているのだが、酒呑童子にお酌をさせられる姫君のイヤそうな顔や、毒入りと知らず酒を注がれる鬼たちの嬉々とした様子が生き生きと描かれて笑みを誘う。

ちなみに、この頼光のエピソードは一条天皇のころというから、ちょうど今放映中のNHK大河ドラマ「光る君へ」と時期が重なっているのだと知った。

 

お昼は混みそうなレストランを避けて、屋台のホットドッグ。そんなに期待していなかったが、パンからはみ出る大きなソーセージの焼き加減が良く、皮がパリッとして意外なほどうまかった。また食べに行きたいくらいである。

 

午後からは、アジア美術の東洋館へ。ここも見どころたくさんだったが、今日見た中であえて一つ上げるなら三彩鎮墓獣だろうか。

bunka.nii.ac.jp

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墓を守る獣ということなんだろうけど、なんと言えばよいかわからないが、とにかくとてもユニークな見た目をしておられて、目を奪われる。

 

あとは、これまで一度も行ったことのない、黒田記念館にも行ってみた。

 

高村光太郎作の黒田清輝の胸像。なんか、けっこういかつい人に見える。

 

現在の展示は「昔語り下絵」というもの。

www.tobunken.go.jp

完成作は消失しているそうで、下絵しか残っていないそうだ。清閑寺に伝わる小督局(こごうのつぼね)と高倉天皇の悲恋物語を語る僧侶の絵ということらしい。悲恋物語そのものを絵にしたものではなく、それを語っている僧と、それを聞いている人々(草刈娘、中居、舞妓、男)を絵にしているというのがなんともわかりにくい。黒田自身が、清閑寺でこの話を聞いた時の感動を絵に表そうとしたということで、「構想画」の試みだったとのこと。「構想画」とは、ネットで調べた限り単なるスケッチではなく何等かの概念を絵で表そうとするものらしいのだが、正直どういうことなのかサッパリ理解できない笑。色々考えながら絵を描いていたんだな。

 

はにわは観られなかったものの、東博は常設展が充実しているので今日も楽しめた。はにわは平日になんとか時間を作ってまた行こう。