昨日のこと。新年1月3日から空いている美術館を探した結果、すみだ北斎美術館に行ってみることにした。建物がこちら。

なんというか・・・思っていたより近未来的な建物であった。妹島和世さんという高名な建築家の作品らしい。自分の美的センスなどかけらほども信じていないのでこんなことを言うのも気が引けるのだが、もっとベタベタに有名な大波の絵とか赤富士とかをバーンと出した方が観光客にはわかりやすいのではないか、などと考えてしまった。
さて、現在の展示は、4Fが常設展と企画展「隅田川両岸景色図巻(複製画)と北斎漫画」、3Fが「読み解こう!北斎も描いた江戸のカレンダー」。写真撮影不可なのでホームページの作品紹介などへのリンクを挟みつつ感想を書いて行く。
まずは「隅田川両岸景色図巻(複製画)」鑑賞
両国橋から吉原遊郭まで、隅田川の両岸と様々な名所旧跡を絵巻として描いたもの。最後は吉原遊郭の建物の中で遊ぶ様子を描いて締めくくる。
この辺の地理歴史に馴染みがあると楽しめるんだろうなと思いつつ、私が行ったことあるのは浅草寺くらい。関東の方に住み始めて30年以上になるが、本当に何にも知らないなあ。Wikipediaに、この絵に描かれた名所旧跡が一通り乗っているので、これを見ながら今度墨田川沿いを散歩してみたい。
ちなみに、ちょうど今読んでいるミステリ小説(夕木春央・絞首商會)で、殺人事件の凶器が発見されるのが上の絵に出てくる吾妻橋だった。
次に北斎漫画。
漫画といっても、現代の漫画の意味ではなく、いわゆる絵手本集のことらしい。様々なポーズをとった人間や動物、妖怪などなど。展示では、製本されたコピーを実際に手に取ってペラペラめくりながら楽しむことができる。混雑しておりあまりゆっくりとは見れなかったが、ガラスケース越しではなく手に取って眺められるのは有難い。
北斎の絵は日本より海外で評価され、この北斎漫画も海外の画家に衝撃をもって迎えられたようだ。が、自分には正直その凄さがあまり理解できていない。確かに上手だし、様々な動きが生き生きと表現されているとは思うが。西洋だとこういう絵がないから新鮮だったのだろうか。それとも、プロの絵描きだからわかる凄さがあるのだろうか。
もう一つの企画展「北斎も描いた江戸のカレンダー」も興味深い展示だったが、長くなったのでこちらについては、後日書くことにする。