久しぶり美術館ネタ投稿。先週末9/27(土)に東中野の東京黎明アートルームでやっていた「柴田是真ー対柳居から世界へー」に行ってきた
柴田是真(しばたぜしん)は、江戸時代の末期から明治時代の初期のころに活躍した蒔絵師、漆工家、絵師である。そして、近世・近代の日本画に興味を持つきっかけとなった絵師である。
是真の名前を私が初めて知ったのは、これも確か東京黎明アートルームに行った時だった。そのころ私は仏像に興味を持っていて、何かの仏像の展覧会だったと思うのだが、その時、たまたま是真の「円窓鍾馗図」が展示されていたのである。
こんなやつである。(多分、黎明アートルームに展示されていたのは同じ画題の別作品。微妙に私が見たのと鍾馗様の顔が違う)
真っ赤な背景、円窓から鬼を睨む眼光鋭いおじさん(鍾馗)、情けなく逃げる鬼。あーなんか面白いな、かっこいいな・・・私は最初これを見たときは、現代アートかと思ったのである。おそらくこの大胆な構図と色使いに新しさを感じたのだと思う。
しかし、調べてみると江戸時代の作品だというではないか。昔の日本画って結構面白いんだなー。と思ったのである。
ついでに言うと、「鍾馗」についてもこの時初めて知った。中国の民間伝承における神で、日本でも魔除けとして親しまれていたとか。ちなみに、この時同時に河鍋暁斎の鍾馗図も飾られており、こちらも面白かったのだが、私的には是真の作品の方が色鮮やかで目を引いた。素人なもので、わかりやすいのが好きなんです。
この時、円窓鍾馗図が一目で気に入った私は、帰りがけにポストカードを買い求め、セリアで買った金縁の写真立てに飾って私の部屋に飾ってある。
さて、今回の展覧会は、是真単独の展覧会ということもありとても充実した内容であった。まあ、写真が貼れないので書くこともあんまりないのだけれど、いわゆる絵画だけでなく、本職でもある印籠などの蒔絵作品のカッコよさに惚れ惚れした。日本美術には結構情報量の多い作品が多くて、それはそれで楽しいし好きなのだけれど、是真のそれはどちらかというと余白が多くすっきりした中に、主題が鮮烈に表現されているものが多い印象。だから現代的に感じるのかも。
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