2025-01-01から1ヶ月間の記事一覧
初読みの青崎有吾さん。四大ミステリ・ランキング完全制覇の話題作なので読んでみた。一言でいうと、痺れました。 ※以下ネタバレまでは行きませんが内容には触れますので未読の方はご注意下さい。 地雷グリコ (角川書店単行本) 作者:青崎 有吾 KADOKAWA Amaz…
東野圭吾さんの長編ミステリー。うちの奥様が、Youtubeでおすすめされていたので読みたいと図書館で借りてきたので、便乗して読んでみた。一言でいうとよくできたミステリー。読みやすく面白かった。 ※一応核心部分のネタバレはしないように注意して書きまし…
昨年、「ともぐい」で直木賞を受賞された河崎秋子さんの作品。重かった。でもとっても良かった。 ※以降、物語の核心にも触れるので未読の方はご注意ください。 絞め殺しの樹 (小学館文庫) 作者:河崎秋子 小学館 Amazon 昭和十年、新潟で暮らしていた十歳の少…
昨年、生誕100年で盛り上がっていた安部公房に遅ればせながら挑戦。代表作の一つ「砂の女」の感想。一言でいうと、それなりに面白かったけど、とにかく読んでイヤな気持ちになった笑 ※以降結末にも触れるので未読の方はご注意ください。 砂の女(新潮文庫) …
上野にある国際こども図書館に行ってきた。 きっかけは、中島京子さんの「夢見る帝国図書館」という小説。上野で育った一人の女性の生涯を、帝国図書館の歴史を絡めて語るとっても感動的な小説だ。作中でも紹介されているが、帝国図書館は、戦後に「国立国会…
初読みの恩田陸さんの長編小説「きのうの世界」の感想。一言で言うと、面白かったけどちょっと消化不良気味。 以下、内容の核心にも触れるネタバレありなのでご注意ください。 きのうの世界 作者:恩田 陸 講談社 Amazon 上司の送別会の後、突然姿を消した会…
いつも食べ物ばかりに利用するふるさと納税。昨年末は少し枠が余ったため、たまには違うものをと選んでみた。 「水木しげるの遠野物語」! 「遠野物語remix」! 納税先は、岩手県遠野市。本日到着した。 遠野物語については、昨年、角川ソフィア文庫の新版に…
夕木春央さんの「絞首商會」読了。一言でいうと、最高に面白かった。 絞首商會 (講談社文庫) 作者:夕木春央 講談社 Amazon 夕木さんの著作を読むのはこれが二作目。以前読んだ「方舟」は現代ものミステリーで、パンチの効いた結末に痺れたものだが、本作はか…
昨日のこと。新年1月3日から空いている美術館を探した結果、すみだ北斎美術館に行ってみることにした。建物がこちら。 なんというか・・・思っていたより近未来的な建物であった。妹島和世さんという高名な建築家の作品らしい。自分の美的センスなどかけらほ…
読んでみました。サキ短編集。 www.amazon.co.jp 読んだきっかけは、半年くらい前に読んだ津村 記久子さんの「サキの忘れ物」。喫茶店で働く女性店員が、お客の忘れ物であるサキの短編集を拾って読んだことをきっかけに人生が前向きに進んでいくという、とっ…
年末・年始。美術館・博物館は休館してるし、神社仏閣は混雑する。こういう時は、家で大人しく読書に限る。9連休、読みまくるぞ~。 ということで、年末12/28(土)に図書館で仕入れた書籍リスト。ここまで読んだものとこれから読むもの。 ★読了 「スタープ…