2025-03-01から1ヶ月間の記事一覧
今村昌弘さんの日常の謎解き短編集。『屍人荘の殺人』に登場した迷探偵・明智恭介が主人公のスピンオフ。終始笑いが絶えない楽しい作品だった。 ※以降、事件そのもののネタバレはしないよう気を付けて書きますが、内容には触れます。また、『屍人荘の殺人』…
初読み作家、砂原浩太郎さんの時代小説。なかなか面白かった。 ※以下、内容に触れますので未読の方はご注意ください。 高瀬庄左衛門御留書 (講談社文庫) 作者:砂原浩太朗 講談社 Amazon 江戸時代、とある地方の小藩・神山藩。新木村(にいきむら)の郡方(こ…
3/23日曜日。前から気になっていた「市谷の杜 本と活字館」に、奥様と共に行ってみることにした。本と活字館は、大日本印刷株式会社が運営する博物館で、昔の活版印刷の機械などが展示されている。 活版印刷と聞いて私が一番に思い出したのは宮沢賢治「銀河…
初読み作家の柞刈 湯葉(いすかり ゆば)さんの近未来小説。のんびりした雰囲気でところどころクスリと笑えるところもあり、楽しめた。また、労働とは何かについて考えさせられた。 ※以下、内容に触れるので未読の方はご注意ください。 未来職安 (双葉文庫) …
アイザック・アシモフのファウンデーションシリーズの6番目「ファウンデーションへの序曲」読了した。上巻はちょっとゆったりしていたけど、下巻に入ってからぐっと面白くなり一気読み。 ※以下、内容に触れるので未読の方はご注意ください。 ファウンデーシ…
先週の日曜日、3月2日。この日は春めいて暖かかった。冬の間はシーズンオフとばかりに、最寄り駅を超えた外出を頑なに拒否していた奥様であったが、久しぶりに一緒に出掛けることにしたのである。 今回は、日比谷公園内を散策し、その後皇居の堀に沿って散歩…
万城目学さんの長編小説。500ページ超と長かったけど、楽しかった。 ※以下、核心部分のネタバレはしないように書きますが、内容には触れますので未読の方はご注意ください。 プリンセス・トヨトミ (文春文庫) 作者:万城目 学 文藝春秋 Amazon 東京から大阪に…
このブログを始める前からゆっくりまったり読み続けてきたアイザック・アシモフのSF巨編、ファウンデーションシリーズの5番目、「ファウンデーションと地球」を読了した。長いシリーズを読んできた読者に対するご褒美のような作品であった。 このブログでフ…